風倉山(読み)かざくらさん

日本歴史地名大系 「風倉山」の解説

風倉山
かざくらさん

胎内たいない山連峰の黒石くろいし山から北へ延びる支峰で、三つの峰から成る。標高九三一・四メートル。東側は断崖で胎内川、西側の崖下を鹿また川が流れる。「笠倉山」ともいわれた。西の峰には大山祇命、中の峰には風倉神、北の峰には三熊野神が祀られ、風倉山三峰みみね神社と総称された。熱田坂の川合あつたざかのかわい神社(旧熊野大権現)はその遥拝所で両社の別当中条なかじよう山屋やまやの片野家が勤める。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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