日本大百科全書(ニッポニカ) 「頸城(古郡名)」の意味・わかりやすい解説 頸城(古郡名)くびき 越後(えちご)国(新潟県)の古郡名。新潟県南西端の東・中・西頸城の3郡(1880年分離)を古くは「上(かみ)越後」とよび、古代は久比岐(くびき)国の国造(くにのみやつこ)が置かれ、702年(大宝2)には国府、国分寺も配置された越後国の発祥の地である。その中心は上越市の五智(ごち)国分寺あたりとされていたが、現在は妙高(みょうこう)市の南方丘陵一帯とされている。[山崎久雄]『『越後くびき物語』(1965・週刊文化新聞社)』 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例