青屋神社(読み)あおやじんじや

日本歴史地名大系 「青屋神社」の解説

青屋神社
あおやじんじや

[現在地名]石岡市総社一丁目

常陸国衙跡推定地(現石岡小学校)脇に鎮座する。祭神天照大神草葺不合尊。社伝によれば、国司が毎年鹿島神宮へ奉幣祈願をする際に、風雨のため霞ヶ浦が荒れ、国府の港である高浜たかはまから出港できない場合、臨時の斎場を青草で造り、鹿島神宮を遥拝したのが始まりという。正安二年(一三〇〇)五月二日の常陸国庁宣(総社文書)に「可早以留守所御館跡南半分并久松名公田内宮部高根・青屋」とあり、国府の西、宮部みやべに遥拝所が置かれたとみられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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