雷干・雷乾(読み)かみなりぼし

精選版 日本国語大辞典 「雷干・雷乾」の意味・読み・例文・類語

かみなり‐ぼし【雷干・雷乾】

〘名〙
漬物の一つ。白瓜やきゅうりの一夜漬けを、螺旋(らせん)状につながるように切り、塩に漬けて日に干したもの。つくる頃が雷雨の時季で、また、干しあげた形が雷の太鼓に似ているところからの名。ほしうり。かみなり。《季・夏》
※雑俳・柳多留‐八八(1825)「夏の雨雷干に八つ天狗」
② いなかくさいことをいう遊里の語。
随筆・北里見聞録(1817)四「雷干 むく鳥の類にして、田舎をさして云。ひなたくさひといふ事とぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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