螺旋(読み)らせん

精選版 日本国語大辞典 「螺旋」の意味・読み・例文・類語

ら‐せん【螺旋】

〘名〙
巻き貝の殻の線のようにぐるぐる回った筋。また、そのような構造。
※成形図説(1804‐06)一二(古事類苑・産業一)「龍尾車は河浜にて水を引揚るの器なり、〈略〉此のもの内に螺旋の孔道あり」
※満韓ところどころ(1909)〈夏目漱石〉一七「夫を螺旋(ラセン)の締棒の下に押込んで、把をぐるぐると廻し始める」

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デジタル大辞泉 「螺旋」の意味・読み・例文・類語

らせん[書名]

鈴木光司ホラー小説。「リング」の続編に当たる。平成7年(1995)刊行。平成8年(1996)第17回吉川英治文学新人賞受賞。平成10年(1998)飯田譲治監督により映画化。テレビドラマや漫画化作品もある。

ら‐せん【×螺旋】

巻き貝の殻のようにぐるぐると巻いているもの。「螺旋を描く」「螺旋状」「螺旋形」
螺子ねじ」に同じ。
[補説]書名別項。→らせん
[類語]渦巻きとぐろ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「螺旋」の読み・字形・画数・意味

【螺旋】らせん

うずまきにまく。〔大唐西域記、一、畢試国〕如來(によらい)の髮り。髮の色紺、螺旋して右に(めぐ)る。引けば長さ尺餘、卷けば寸可(ばかり)なり。

字通「螺」の項目を見る

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