雲底(読み)うんてい

精選版 日本国語大辞典 「雲底」の意味・読み・例文・類語

うん‐てい【雲底】

〘名〙 雲の下。雲のおおっているところ。気象学では特に、雲の最下部。雲高を測定する場合の基準となる。
御伽草子・秋の夜の長物語南北朝)「空山の花をながめて雲底によれば、巫山(ふざん)の神女雲となり雨となりし夢の後の面影

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デジタル大辞泉 「雲底」の意味・読み・例文・類語

うん‐てい【雲底】

雲の最下部。雲の下面。⇔雲頂

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パラグライダー用語辞典 「雲底」の解説

雲底

字そのまま、雲の底のこと。サーマルソアリングを楽しむパラグライダーにとって、雲はコンディションを読む為の大切な要素ひとつ。特に雲底の高さはその日、獲得できる高度の目安になる。また、雲底には広い範囲でしっかりしたリフトがあり、これを利用していろいろな楽しみ方もできる。

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世界大百科事典(旧版)内の雲底の言及

【雲】より

…気象観測では雲量0~1を快晴,2~8を晴,9~10を曇といっている。(2)雲頂と雲底 雲の最頂部(雲頂)の高さを雲頂高度という。現在では人工衛星により測定されている。…

※「雲底」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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