雨気(読み)あまけ

精選版 日本国語大辞典 「雨気」の意味・読み・例文・類語

あま‐け【雨気】

〘名〙 雨が降り出しそうな天気雨模様雨景色。雨もよい。
源氏(1001‐14頃)藤裏葉「あはれなる夕のけしきに、いとど、うちしめりて、あまけありと、人々のさわぐに」

う‐き【雨気】

〘名〙 雨が降りそうな様子。あまもよい。雨意
※凌雲集(814)神泉苑雨中眺矚応製一首〈藤原冬嗣〉「雨気三秋冷。涼風四面初」 〔孟浩然‐和張明府登鹿門詩〕

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デジタル大辞泉 「雨気」の意味・読み・例文・類語

う‐き【雨気】

雨の降りそうなようす。雨模様。雨意。あまけ。「雨気を含んだ雲」

あま‐け【雨気】

雨の降りそうな気配。雨模様。雨景色。

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普及版 字通 「雨気」の読み・字形・画数・意味

【雨気】うき

雨の気配。唐・孟浩然〔張明府~に和す〕詩 風光を得て動き 虹は雨氣に因りて

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