雅物(読み)がぶつ

精選版 日本国語大辞典 「雅物」の意味・読み・例文・類語

が‐ぶつ【雅物】

〘名〙
① 風流な人物風雅を好む人。⇔俗物
※滑稽本・戯場粋言幕の外(1806)上「秋葉(しうえふ)が庭も広くていい。猿を飼ふなどといふ雅物(カフツ)だから、枯野見にまんざらでもねへ」
② 風流、風雅なもの。
咄本・軽口豊年遊(1754)二「もんもうなる雅人有。座右には雅物(ガブツ)をあつめてをきしに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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