秋葉(読み)あきつは

精選版 日本国語大辞典 「秋葉」の意味・読み・例文・類語

あき‐つ‐は【秋葉】

〘名〙 秋の木の葉。特に、秋の紅葉した木の葉。
万葉(8C後)一〇・二三〇四「秋都葉(あきツは)ににほへる衣われは着じ君に奉(まつ)らば夜も着るがね」
[語誌]挙例の歌が「万葉集」中の唯一の例である。万葉仮名「都」は清濁両用であり、「あきづは(蜻蛉羽)」と解する説もあるが、「匂へる」に続くことから、秋の葉(紅葉)の意ととるのが妥当であろう。

しゅう‐よう シウエフ【秋葉】

〘名〙 秋の木の葉。紅葉した木の葉。
※万葉(8C後)八・一五一六・題詞「山部王惜秋葉歌一首」 〔庾信‐賀平鄴都表〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「秋葉」の意味・読み・例文・類語

あきば【秋葉】

《「あきはばら秋葉原)」の略。読みは「あきは」ではなく「あきば」となる。「アキバ」と書くことが多い》コンピューター店・アニメ店・ゲーム店などに独自のファッション若者が集まる土地である、東京秋葉原をいう。「秋葉系」

あきは【秋葉】

新潟市の区名。旧新津市域・旧小須戸町域を占める。

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