普及版 字通 「隼(漢字)」の読み・字形・画数・意味
隼
人名用漢字 10画
[字訓] はやぶさ
[説文解字]
[字形] 象形
隹(とり)が足をすくめて迅(はや)く飛ぶ形。〔説文〕にみえず、〔玉〕に「鳩なり」とみえるが、はやぶさをいう。〔易、解、上六〕に「用(もっ)て隼を高の上に射る。之れをて利(よろ)しからざる无(な)し」とみえる。〔詩、小雅、采〕に「(いつ)たる彼の飛隼 其れ飛んで天に(いた)る」とあり、征役に臨んで鳥占(とりうら)をする俗があり、鳥が征役詩の発想に用いられることが多い。
[訓義]
1. はやぶさ。
2. じゅずかけばと。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕隼 ハヤシ・ハヤブサ
[熟語]
隼尾▶・隼鷹▶
[下接語]
獲隼・鶚隼・孤隼・集隼・青隼・蒼隼・鳥隼・隼・飛隼・鷹隼
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報