隠田村(読み)おんでんむら

日本歴史地名大系 「隠田村」の解説

隠田村
おんでんむら

[現在地名]渋谷区神宮前じんぐうまえ一丁目・同三―六丁目・渋谷一丁目・代々木神園町よよぎかみぞのちよう

上渋谷村・上豊沢かみとよさわ村の東に位置する。穏田村(天保郷帳)とも記した。天正一八年(一五九〇)徳川家康の関東入部に伴って江戸に入部した伊賀衆の給地として翌一九年に与えられたという。田園簿に村名がみえ、田方二三石余・畑方六九石余、伊賀衆領。「風土記稿」によると、伊賀者に組別に一括して宛行われた。家数三八、伊賀衆三名、御先手同心の軽卒、小普請衆など中・下級家臣領であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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