阿川八幡宮(読み)あがわはちまんぐう

日本歴史地名大系 「阿川八幡宮」の解説

阿川八幡宮
あがわはちまんぐう

[現在地名]豊北町大字阿川 宮本

阿川湾の奥、沖田おきた川東岸に鎮座社叢は阿川八幡宮イヌマキ巨樹群として県指定天然記念物。祭神仲哀天皇・応神天皇・神功皇后。旧村社。

社伝によると漁翁に霊夢があり八幡大神の神託によって社祠を建立したというが、民間では御神体は海から揚げられた椀であるとも伝え、三〇年ごとの式年祭には最初の社地である神宮崎しぐざきに神幸がある。

創建は鎌倉期で、弘長(一二六一―六四)、応永(一三九四―一四二八)などの棟札があったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報