普及版 字通 「閾(漢字)」の読み・字形・画数・意味
閾
16画
[字訓] しきみ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は或(よく)。或にものを区画し、限定する意がある。〔説文〕十二上に「門の(しきみ)なり」という。〔論語、郷党〕に「行くに閾を履(ふ)まず」とあり、閾をふむことは失礼の行為とされた。
[訓義]
1. しきみ。
2. かぎる、くぎりする。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕閾 一名。トジキミ・シキミ 〔字鏡〕閾 シキヰ・トジキミ・シキミ・ヒラク・イタジキ
[語系]
閾hiukは限henと声義の関係がある。(梱)khunも声近く、みな門限・門(もんけつ)をいう語である。
[下接語]
閾・閨閾・戸閾・闔閾・閾・城閾・清閾・践閾・堂閾・藩閾・門閾・踰閾
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報