精選版 日本国語大辞典 「間無」の意味・読み・例文・類語 ま‐なし【間無】 〘名〙① (形動) 絶え間がないこと。また、そのさま。ひっきりなし。※軍隊病(1928)〈立野信之〉三「間無しの、扉の内部からの声に応ずる為めに」② (「に」を伴って副詞的に用いる) さして時間が経過しないこと。まもなく。ほどなく。やがて。※大阪の話(1934)〈藤沢桓夫〉四「さう言ふ事件があって間なしに、彼女は、〈略〉ダンス・ホールへ誘はれた」 ま‐な・し【間無】 〘形ク〙① 隙間がない。※万葉(8C後)三・四二〇「枕辺に 斎瓮(いはひへ)を据ゑ 竹玉を 無間(まなく)貫き垂れ」② 絶え間がない。※万葉(8C後)一八・四〇三三「波たてば奈呉の浦みに寄る貝の末奈伎(マナキ)恋にそ年は経にける」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報