デジタル大辞泉
「開炉」の意味・読み・例文・類語
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かい‐ろ【開炉】
〘名〙
①
冬期の暖をとるために、室内で炉を使い始めること。京都などでは、陰暦の一〇月一日または同月中の亥の日に行なうのを古くからの
風習としたが、地方によって時期を異にする。また、茶家では特に客を招いて
茶会を開く。
炉開き。⇔
閉炉。
※
人情本・恋の
若竹(1833‐39)初「明後日連中に開炉があるが」
②
禅宗で、
僧堂の炉を開くこと。古くは陰暦一〇月一日、現在は一一月一日に開く。この日に
住持が上堂して
大衆に説法する習いがある(開炉上堂)。
※永平道元禅師清規(13C中)知事清規「開炉。閉炉。
臘八。二月半」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報