門閥(読み)もんばつ

精選版 日本国語大辞典 「門閥」の意味・読み・例文・類語

もん‐ばつ【門閥】

〘名〙 (「閥」は功を門に掲げて記す札の意)
① 家の貴賤について、昔から世間で認めている格付。家柄門地
※杜詩続翠抄(1439頃)五「今は祇其人而門閥の高も不入」 〔北史‐辛術伝〕
② 家柄の良い家。門閥家
※新聞雑誌‐三号・明治四年(1871)六月「各藩知事に至ては多くは門閥(モンバツ)を用ひられ」

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デジタル大辞泉 「門閥」の意味・読み・例文・類語

もん‐ばつ【門閥】

《「閥」は功を門に掲げて示す札》
世間で認めている、家の格づけ。家柄。家格。門地。
家柄のよい家が、互いに血縁関係を結んでつくった閥。
門閥」の略。

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普及版 字通 「門閥」の読み・字形・画数・意味

【門閥】もんばつ

家柄。〔唐書、魏玄同伝〕(上)今、貴戚子弟、一に皆早仕す。弘・崇賢・千牛・輦脚の(ていかく)に淺く、技能亦たし。而れども門閥素り、自(おのづか)ら高し。

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