鎮・市

山川 世界史小辞典 改訂新版 「鎮・市」の解説

鎮・市(ちん・し)

唐代までの都市は政治的性格が強く,商業は市という一定の区画内に限定され,夜間の営業も許されなかった。宋代になると,商業の発達により空間的・時間的にその活動を規制する市制解体,さまざまな形態商人が活躍した。の城外では,交通の要衝や寺廟の門前に開かれた草市がもとになり,鎮,市,店(てん)などの名で呼ばれる商業集落,小商業都市が成立した。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報