錦玉羹/金玉羹(読み)きんぎょくかん

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「錦玉羹/金玉羹」の解説

きんぎょくかん【錦玉羹/金玉羹】

和菓子一種寒天を煮溶かし砂糖や水あめを加えて煮詰め、型に流し入れて固めたもの。透明な美しさを生かし、異なる色のものを合わせたり、練り切りやあんで作ったあゆ・金魚などの風物やみつ漬けのあずきなどを中に入れたりして、夏の情緒をあらわしたものが多く作られる。◇江戸時代には「金」と書くことが多かったが、次第に「錦」が用いられるようになったとされる。「錦玉」「錦玉糖」ともいう。「琥珀(こはく)」「琥珀かん」「琥珀糖」ということもある。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

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