デジタル大辞泉
「鋸屑」の意味・読み・例文・類語
きょ‐せつ【×鋸×屑】
1 おがくず。
2 おがくずが出るように、言葉がよどみなく出ることのたとえ。
のこぎり‐くず〔‐くづ〕【×鋸×屑】
鋸で材木などを切るときに出る屑。おがくず。のこくず。
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のこぎり‐くず ‥くづ【鋸屑】
〘名〙
① のこぎりで材木などを挽(ひ)くときに出るくず。のこくず。おがくず。のこぎりくそ。
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)五「あれがよい事を云出すことは、をが引がひく時にくづがをつるやうなぞ。つくる事がないぞ。屑はのごぎりくづとよむぞ」
② 何の役にもたたない、くずのような
人間の意。人をののしっていう語。
のこ‐くず ‥くづ【鋸屑】
※思出の記(1900‐01)〈
徳富蘆花〉二「鉋
(かんな)屑や鋸屑
(ノコクヅ)を踏むで」
きょ‐せつ【鋸屑】
〘名〙 のこぎりで引き切るときに出る屑
(くず)。のこぎりくず。おがくず。転じて、(のこぎりくずが次々と出るように)
言語や
文章などが、すらすらとよどみなく流れ出ることのたとえにも用いられる。〔五国対照兵語字書(1881)〕〔
蘇軾‐生日王郎以詩見慶次其韻詩〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
世界大百科事典(旧版)内の鋸屑の言及
【大鋸屑】より
…おが粉,鋸屑(のこくず)とも呼ばれる。木材を鋸(のこぎり)([大鋸](おが))でひいたとき,刃でひきちぎられてできる木粉。…
※「鋸屑」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」