…しかし人文・社会科学の分野で〈日本文化との類同性を追求し同一化を志向する〉ことを出発当初からの基軸とした〈沖縄学〉の研究体質は,70年代に至るまで克服されなかった。金城朝永は50年に〈非日本的な異質の諸文化〉との比較研究の重要性を説いたが,顧みられないまま20年余がすぎたのである。戦後の第2段階は〈復帰〉後今日に至る時期で,金城の指摘にそった研究の深化がはかられつつある。…
…
【研究史】
組織的な言語学的研究はイギリス人,B.H.チェンバレンの首里方言研究に始まる。ついで沖縄学の父といわれる伊波普猷(いはふゆう)の幅広い研究,宮良当壮(みやながまさもり)(1893‐1964)の八重山方言,金城朝永(きんじようちようえい)(1902‐55)の那覇方言の研究などがつづいた。今日のレベルの研究の基礎は服部四郎,仲宗根政善に負うところが大きい。…
※「金城朝永」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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