金坂村(読み)かねさかむら

日本歴史地名大系 「金坂村」の解説

金坂村
かねさかむら

[現在地名]大東町金成かねなり

清田せいだ村の西、あか川の支流清田川下流域に位置する。元弘三年(一三三三)六月二〇日の名和長年充行状(出雲土屋家古記録抄)に金坂とみえ、隠岐から脱出した後醍醐天皇に従って京都六波羅攻めで軍功を上げた土屋次郎に対し、阿用あよう四分の一とともにこの地が宛行われている。正保国絵図に村名がみえる。慶安三年(一六五〇)検地帳によると田方一九町七反余・分米二四七石余、畑方三町五反余・分米二〇石余、屋敷数一五(御蔵屋敷一・庄屋一・寺社二・役人一、残り一〇は御役屋敷)

金坂村
かねざかむら

[現在地名]相生市矢野町金坂やのちようかねざか

中野なかの村の南東、金坂谷に位置する。江戸時代の領主変遷は宝暦六年(一七五六)から同九年まで幕府領であったのを除き下土井しもどい村に同じ。正保郷帳に村名がみえ、田方三三石余・畠方二一石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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