野見神社(読み)のみじんじや

日本歴史地名大系 「野見神社」の解説

野見神社
のみじんじや

[現在地名]豊田市野見山町

標高一一六・八メートルの野見山にある。祭神野見宿禰。「延喜式」神名帳賀茂郡七座のうちに「野見ノミノ神社」がある。また「文徳実録」仁寿元年(八五一)一〇月七日条によると「野見神」は従五位下を授けられている。社伝によると垂仁天皇の代に創建され、中世には歴代高橋庄領主の崇敬を受けたという。毎年一〇月一七日の大祭には神相撲が行われ、上野見と下野見によって競われ、その年の豊凶を占う。

野見神社
のみじんじや

[現在地名]一宮市今伊勢町宮後

祭神は天照大神天穂日命・野見宿禰命。「延喜式」神名帳の中島郡に「野見ノミノ神社」とある社かとされるが、稲沢市浅井あさい説もある。享保一八年(一七三三)の「真清探桃集」には「宮後野見社」とみえ、「府志」は「野見天神墟」とし、「尾張志」は「野見ノ神社」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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