重播・頻蒔(読み)しきまき

精選版 日本国語大辞典 「重播・頻蒔」の意味・読み・例文・類語

しき‐まき【重播・頻蒔】

〘名〙 天つ罪一つ他人種子を蒔いたあとへ、さらに種子を蒔くこと。この行為意味に関しては、穀物生長を害する行為、他の領有権を侵害する行為など、諸説ある。
書紀(720)神代上(兼方本訓)「素戔嗚尊、妬(ねた)むて姉(なねのみこと)の田(みた)を害(やふ)る。春は則ち、渠槽(ひ)(はなち)、及び、溝埋(みそうめ)、畔毀(あはなち)、又、重播種子(シキマキ)す」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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