精選版 日本国語大辞典 「生長」の意味・読み・例文・類語
せい‐ちょう ‥チャウ【生長】
〘名〙 (古くは「せいぢょう」とも)
① 人、また動物が生まれそだつこと。おいたつこと。しょうちょう。
※令集解(868)戸「朱云〈略〉然則於二家人奴婢等一、本所二生長之国一、称二本属一耳」
※今昔(1120頃か)五「然れば此の児、更に可生長すべき様无し」
② 草木などのおいそだつこと。しょうちょう。
※今昔(1120頃か)一三「漸く生長して、枝滋り葉栄えて、花栄き菓を結ぶを」
※日葡辞書(1603‐04)「サウモク xeigiǒ(セイヂャウ) スル」 〔管子‐形勢解〕
③ 大きくなること。うまれひろがること。しょうちょう。
しょう‐ちょう シャウチャウ【生長】
〘名〙 (「しょうぢょう」とも) 生まれそだつこと。おいたつこと。せいちょう。
※妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)三「一切のもろもろのき〈略〉おのをの生長(シャウチャウ)(〈注〉オイソダツ)することう」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報