精選版 日本国語大辞典 「里長・郷長」の意味・読み・例文・類語
さと‐おさ ‥をさ【里長・郷長】
〘名〙 村落の首長。法制上は律令の国郡里制下の里長(りちょう)、郷里制下の郷長(ごうちょう)および里正(りせい)を指すが、後代に至っても広く用いられ、江戸時代の名主(なぬし)・庄屋(しょうや)等の異称ともなった。村長(むらおさ)。里の長(おさ)。里の刀禰(とね)。
※万葉(8C後)五・八九二「楚(しもと)取る 五十戸良(さとをさ)が声は 寝屋戸(ねやど)まで 来立ち呼ばひぬ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報