酸化ランタン(読み)サンカランタン

化学辞典 第2版 「酸化ランタン」の解説

酸化ランタン
サンカランタン
lanthanum oxide

La2O3(325.81).ランタンの水酸化物や硝酸塩を空気中で強熱すると得られる.無色の六方晶系結晶.密度6.18 g cm-3.融点2310 ℃.水,アルカリに不溶,酸,エタノール,塩化アンモニウム水溶液に可溶.高屈折ガラス,カメラのレンズ,pH測定用ガラス電極材,レーザー素子,コンデンサー,高温発熱体,触媒蛍光体水素吸蔵合金,金属ランタンの製造などに用いられる.[CAS 1312-81-8]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android