配当控除(読み)はいとうこうじょ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「配当控除」の意味・わかりやすい解説

配当控除
はいとうこうじょ

所得税における税額控除の一つで,法人税所得税二重課税調整措置として設けられた制度。居住者が利益配当剰余金分配または証券投資信託収益の分配にかかる配当所得を有するときは,受取配当所得の一定額をその者の総所得にかかる算出税額から控除するものであり,配当控除率は,たとえば課税総所得金額が 1000万円以下の場合,利益の配当および剰余金の分配にかかる配当所得の 10% (1992年) である。

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会計用語キーワード辞典 「配当控除」の解説

配当控除

配当控除とは、配当所得があるときに一定の金額の税額控除を受けることができることです。配当所得×控除率=配当控除です。控除率は、課税総所得金額により決まります。

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投資信託の用語集 「配当控除」の解説

配当控除


配当金の二重課課税を軽減するため確定申告することにより、源泉徴収された税の一部を還付してもらうこと。

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世界大百科事典(旧版)内の配当控除の言及

【所得税】より

… 第4段階として,課税標準に税率をかけることによりでた金額から税額控除(配当,外国税額,住宅取得)が差し引かれて所得税の税額が確定する。配当控除は法人税との二重課税調整のため,また外国税額控除は国際的二重課税調整のため設けられている。住宅取得控除は租税特別措置として,マイホーム建設を促進する目的で設けられている。…

※「配当控除」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」