達筆(読み)タッピツ

デジタル大辞泉 「達筆」の意味・読み・例文・類語

たっ‐ぴつ【達筆】

[名・形動]
巧みに文字文章を書くこと。また、書いたものや、そのさま。「達筆をふるう」「達筆な人」
勢いのある筆使い。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「達筆」の意味・読み・例文・類語

たっ‐ぴつ【達筆】

〘名〙 (形動)
① 文字をじょうずに書くこと。筆の運びのすぐれていること。また、そのさま。あるいはその文字。能書健筆。〔文明本節用集(室町中)〕
趣味遺伝(1906)〈夏目漱石〉一「中には白地に黒々と達筆を振ったのも見える」
② すぐれた文章を書くこと。また、その文章。健筆。
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一〇「隠居元来菲才にしてデホウの達筆(タッピツ)、ヂッケンスの英才に比ぶべうもあらねど」

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普及版 字通 「達筆」の読み・字形・画数・意味

【達筆】たつぴつ

能筆

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