道穂村(読み)みつぼむら

日本歴史地名大系 「道穂村」の解説

道穂村
みつぼむら

[現在地名]新庄町大字北道穂・南道穂

疋田ひきた南方に所在。慶長郷帳には「三坪村」、元和郷帳には「ミツほ村」とあり、元禄郷帳には「ミチホ」と訓じている。条里制の「三坪」の遺称か。正安三年(一三〇一)五月の虎丸田地加地子米寄進状(東大寺文書)中、葛下郡二八条六里三三坪の「字東官田」は当村にあたる。現南道穂の小字神田かんでんか。

慶長六年(一六〇一)桑山一晴が新庄藩城下町取立てのため当村と正道寺しようどうじ村を割いて新庄村をつくっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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