通庭(読み)とおりにわ

精選版 日本国語大辞典 「通庭」の意味・読み・例文・類語

とおり‐にわ とほりには【通庭】

〘名〙 表入口から裏口まで土間が通り抜けになっていること。また、その土間。大阪の中流以上の商家では、この設計が一般的であった。とおし庭。
※雑俳・ぬり笠(1697)「ざはざはと・朝寐のならぬ通り庭

とおし‐にわ とほしには【通庭】

※骨ぬすみ(1899)〈広津柳浪〉六「通庭(トホシニハ)の土間から」

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