裏口(読み)うらぐち

精選版 日本国語大辞典 「裏口」の意味・読み・例文・類語

うら‐ぐち【裏口】

〘名〙
① 家の裏側にある出入り口勝手口背戸(せど)。⇔表口
浮世草子・好色一代女(1686)六「しばしありて裏口より雪踏(せった)の音の聞へしが
② 山や谷などの裏側の出入り口。裏側の登山口。うらやま。うらみち。
李陵(1943)〈中島敦〉一「全軍の三分の二は予定通り峡谷の裏口を突破した」
正式ではないやり方で、こっそり隠れて行なうこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「裏口」の意味・読み・例文・類語

うら‐ぐち【裏口】

建物の裏側にある出入り口。勝手口。⇔表口
正当でない手段物事をすること。隠れて、こっそり行うこと。「裏口入学」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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