精選版 日本国語大辞典 「追掛・追懸・追駆」の意味・読み・例文・類語
おい‐かけ おひ‥【追掛・追懸・追駆】
〘名〙
① 追いかけること。あとから追うこと。おっかけ。
② 一つのことを追うように、すぐ次のことをすること。また、次のことがすぐ起こること。おっかけ。
※俳諧・蘿葉集(1767)二「追かけの客は木にある柚味噌哉」
③ 遊里語。相手の意中を知るために、知らないことを知ったふりをして返事を聞き出すこと。鎌(かま)を掛けること。〔評判記・色道大鏡(1678)〕
⑤ 映画で、追跡の場面。
※夢声半代記(1929)〈徳川夢声〉トンガリ「飛行機の追馳(オヒカ)けのある三巻物の活劇」
⑥ 不良仲間の隠語で、目をつけた女を尾行すること。
おい‐か・ける おひ‥【追掛・追懸・追駆】
〘他カ下一〙 おひか・く 〘他カ下二〙
① 後から追う。先行する者に追いつこうとして急ぐ。追跡する。追っかける。
② 一つの事に続いてさらに事が起こる。また、前の事に続けて物事をする。追っかける。
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