迷津(読み)メイシン

デジタル大辞泉 「迷津」の意味・読み・例文・類語

めい‐しん【迷津】

《迷いの渡し場の意で、悟りの彼岸に対していう》仏語。迷いの境界三界六道世界

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「迷津」の意味・読み・例文・類語

めい‐しん【迷津】

〘名〙 (「津」は港。迷いのこの岸の意) 仏語。さとりの彼岸(ひがん)に対し、衆生がさまよう三界六道の迷いの世界をいう。
経国集(827)一〇・同安領客感客等礼仏之作〈嶋田渚田〉「合掌焚香忘有漏、廻心頒偈覚迷津
※大唐西域記長寛元年点(1163)序「群疑性海に廓(ほがらか)にし、妙覚を迷津に啓(ひら)く」

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