迷妄・冥妄(読み)めいもう

精選版 日本国語大辞典 「迷妄・冥妄」の意味・読み・例文・類語

めい‐もう ‥マウ【迷妄・冥妄】

〘名〙 物の道理にくらく、考えがまちがっていること。筋道がわからず、事実でないものを事実であるように思い込むこと。また、その迷い。
正法眼蔵(1231‐53)空華「この迷妄の眼、もしやみなば、この空華みゆべからず」
※叢書本謡曲・苅萱(室町末)「我等冥妄の衆生として、死をばいかで遁るべき」 〔首楞厳経‐六〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報