身・躯・骸(読み)むくろ

精選版 日本国語大辞典 「身・躯・骸」の意味・読み・例文・類語

む‐くろ【身・躯・骸】

〘名〙 (「む」は「身」、「くろ」は「から(幹)」の変化したものか)
① からだ。身体。また、首や手足をのぞいた胴体の部分をいう。
書紀(720)崇峻即位前(図書寮本訓)「頭身(ムクロ)既に爛(たた)れて、姓字(かはねな)知り難し」
平家(13C前)四「かしらは猿、むくろは狸、尾はくちなは、手足は虎の姿なり」
② (「骸」とも書く) 死骸。なきがら。また、首を切られて胴体だけの死体
※平家(13C前)一一「たとひ頸はおつとも、むくろはひとつ席にふさんとこそおもひつるに」
③ 朽ちた木の幹。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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