越鳥南枝に巣をかけ、胡馬北風に嘶く(読み)えっちょうなんしにすをかけ、こばほくふうにいななく

ことわざを知る辞典 の解説

越鳥南枝に巣をかけ、胡馬北風に嘶く

故郷の忘れがたいことや、故郷を恋い慕うこと。望郷の念にかられること。

[解説] 中国南方の越の国から渡って来た鳥は樹木南側の枝に巣をつくり、北方の胡の国から来た馬は、北風が吹いてくると故郷をなつかしんでいななくという「文選」の古詩に由来することば。

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android