越廼村(読み)こしのむら

日本歴史地名大系 「越廼村」の解説

越廼村
こしのむら

面積:一四・六〇平方キロ

丹生郡の北西部で西は日本海に面し、北から東は福井市、南東織田おた町、南は越前えちぜん町に接する。南北八・一キロ、東西一・八キロの細長い村で、東側は丹生山地がせまり、ほとんどの集落が海食崖の険しい海岸線に並ぶ。村の中心部蒲生がもう茱崎ぐみざきは、江戸時代千石船の着岸もあったといい、現在は漁港で水産加工業が盛んである。海岸縁の山の斜面では水仙を栽培し、正月用の切花として県外に出荷している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報