デジタル大辞泉
「水仙」の意味・読み・例文・類語
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すい‐せん【水仙】
〘名〙
① ヒガンバナ科の多年草、スイセン属植物の
総称。高さ二〇~三〇センチメートル。地下に
球形の
鱗茎がある。葉は鱗茎から群がって生え、線形で先は鈍くとがり白緑色を帯びる。一二~一月、花茎の
先端に苞葉に包まれて六枚の花被片をもつ一~数花が横向きに咲く。花の中央に皿状の副花冠がある。この仲間は地中海沿岸から東アジアにかけて約三〇種ほどあり、日本には暖地にスイセンが生えている。また、観賞用に園芸品種が多く作り出され、
ラッパズイセン、クチベニズイセン、
キズイセン、エダザキズイセンなどがある。漢名、水仙。せっちゅうか。にわき。《季・冬》
※
梅花無尽蔵(1492‐1501頃)二「題梅花水仙図并叙」
※浮世草子・日本永代蔵(1688)三「雪のうちには壺の口を切(きり)水仙(スイセン)の初咲なげ入花のしほらしき事共」 〔本草綱目‐水仙〕
② ヒガンバナ科の多年草。観賞用に栽培し、また、本州以西の海岸に生育するものは野生化したものとの説がある。高さ二〇~四〇センチメートル。葉は根生し、線形で先端はまるみを帯び、長さ二〇~四〇センチメートル。
初冬から伸び始める花茎の先端に五~六個の径三~四センチメートルの
白色の花を横向きにつける。副花冠は径約一センチメートル。
種子はできない。〔日本植物名彙(1884)〕
③
紋所の名。水仙の花と葉を種々にかたどったもの。水仙の丸、抱き水仙などがある。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
水仙 (スイセン)
学名:Narcissus tazetta
植物。ヒガンバナ科の多年草,薬用植物
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報