デジタル大辞泉
「賓格」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ひん‐かく【賓格】
〘名〙
文法で、
文中のある
語句が他の語句に対してもつ文法上の関係の一つ。
主格に対していう。
①
動作・
作用の
主体に対して、動作・作用の及ぶところにあること。目的格のこと。谷千生は、賓格と
奪格と
与格に分けた。〔改正増補和英語林集成(1886)〕
② 判断における
主概念に対する
賓概念の
地位。
山田孝雄は、属性観念の欠乏する
用言または
副詞に接して、その属性観念の位置に補充されるべき語の格をいう。「雪のごとし」「これは雪なり」の「雪の・雪」など。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報