豊かの海(読み)ゆたかのうみ(英語表記)Mare Foecunditatis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「豊かの海」の意味・わかりやすい解説

豊かの海
ゆたかのうみ
Mare Foecunditatis

月の東経 50°,赤道中心南北 1000kmにわたって広がる平地。形は不規則で境界をつくる山脈はなく,北西部で「静かの海」とつながる。旧ソ連の月無人探査機ルナ 16号は 1970年9月「豊かの海」にいったん軟着陸し,岩石を自動採取したのち地球 (旧ソ連,カザフ共和国) に帰還することに成功した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android