諏訪原遺跡(読み)すわのはるいせき

日本歴史地名大系 「諏訪原遺跡」の解説

諏訪原遺跡
すわのはるいせき

[現在地名]菊水町江田 諏訪原

九州自動車道菊水インターの南の標高約四〇メートルの台地上にある。九州自動車道の工事に先立って昭和四四年(一九六九)から二ヵ年にわたって発掘調査された。縄文期の遺構二、弥生終末期の住居跡七三、土壙一二、条溝七、歴史時代に属する遺構一が検出された。中心をなすものは弥生終末期の野辺田式土器を伴う住居跡で、方形あるいは長方形の平面プランを呈していた。出土遺物では石器類が比較的少ないのに対し、多量の鉄器鉄片の出土が注目される。

諏訪原遺跡
すわばらいせき

[現在地名]松戸市和名ヶ谷

東京湾へ開析する国分こくぶん谷の西岸台地上に位置する。昭和四三年(一九六八)から同四五年にかけて調査が行われ、弥生時代から古墳時代にかけての住居跡三二軒が発掘された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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