誑かす(読み)タブラカス

デジタル大辞泉 「誑かす」の意味・読み・例文・類語

たぶら‐か・す【×誑かす】

[動サ五(四)]だまして惑わす。人をあざむく。「言葉たくみに―・される」
[類語]騙すごまかす偽るたばかる騙る欺くはぐらかす化かす一杯食わす騙し込む騙くらかす担ぐ陥れる引っ掛ける出し抜く欺瞞瞞着まんちゃく罠に掛けるぺてんに掛ける背負い投げを食う足をすくう鼻を明かす寝首を掻く裏をかく裏の裏を行く

たぶろ‐か・す【×誑かす】

[動サ四]たぶらかす」に同じ。
「人の心―・して」〈柏木

たらか・す【×誑かす】

[動サ五(四)]だます。たぶらかす。
鼻毛をよまれ魂魄を―・されて」〈露伴・いさなとり〉

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精選版 日本国語大辞典 「誑かす」の意味・読み・例文・類語

たら‐か・す【誑かす】

〘他サ五(四)〙 (「かす」は接尾語) 誘惑して本心を失わせる。甘言でだます。また、色じかけでだます。たぶらかす。だます。すかす。たらす。
※俳諧・曠野(1689)員外「涼しやと莚もてくる川の端〈野水〉 たらかされしや彳る月〈荷兮〉」

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