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… 一般に,心理的事象の研究では,対象の差異を既存の計測手段で計量できない場合が多い。尺度構成とは,このようなときに,なんらかの合理的な手続きにより,着目する特徴の強弱に応じた数量を各対象に付与することで,古くから評定法や一対比較法など,一次元の尺度構成のための多くの技法が使われてきた。評定法は,評定段階――強弱・優劣の程度を表す数値段階(5,4,3,2,1,など)または副詞カテゴリー(かなり強い,やや強い,……,など)――を用いて,多くの人が個々の対象を評定し,その平均を用いるなどして各対象の尺度値を定める。…
※「評定法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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