見所・見処(読み)みどころ

精選版 日本国語大辞典 「見所・見処」の意味・読み・例文・類語

み‐どころ【見所・見処】

〘名〙
① 見る価値のあるすぐれたところ。
※宇津保(970‐999頃)内侍督「『せちする時のまゆみ、くらべむまも更にみどころなしかし』などわらひ給ふ」
② 見て判断するよりどころ。見分ける点。めじるし。
ささめごと(1463‐64頃)上「親句疎句見所をはなれ侍るべしとなり」
③ 見るべき重要なところ。見落としてはいけない要所要点
※中華若木詩抄(1520頃)上「此花楓葉を云たるが、此詩の見処そ」
将来の望み。見込み。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)前「見所(ミドコロ)があるテ 此の番頭はたのもしい」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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