見世棚

山川 日本史小辞典 改訂新版 「見世棚」の解説

見世棚
みせだな

戸外立売(たちうり)に対して,屋内に座して商品を販売する設備室町時代には,往来の人に見せて売るために軒端に棚を設け,その上に種々の商品を並べたので見世棚といい,のちに棚に店の字をあてた。「北条五代記」天正18年(1590)の項には「見世棚をかまへ唐土高麗の珍物京堺の絹布を売るもあり」とある。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報