西南アジア(読み)せいなんあじあ(英語表記)South-west Asia

日本大百科全書(ニッポニカ) 「西南アジア」の意味・わかりやすい解説

西南アジア
せいなんあじあ
South-west Asia

アジアの南西部をさす概念であり、西アジアともいわれる。絶対的な範囲はないが、通常は、トルコ、シリア、レバノン、キプロス、イスラエル、ヨルダン、イラク、クウェート、サウジアラビア、イエメン、バーレーン、カタール、アラブ首長国連邦、オマーン、イランアフガニスタンの範囲をいう。北部の地形はアルプス‐ヒマラヤ造山帯に属して急峻(きゅうしゅん)であり、南にはアラビア半島が突出し、その中間にメソポタミア平原が横たわる。気候は概して乾燥し、砂漠とステップが7割の面積を占める。石油資源に恵まれる。アラビア語、ペルシア語、トルコ語、ヘブライ語が主要言語で、宗教はイスラム教が圧倒的である。

[末尾至行]

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精選版 日本国語大辞典 「西南アジア」の意味・読み・例文・類語

せいなん‐アジア【西南アジア】

(アジアはAsia) アジアの西南部。トルコ、サウジアラビア、イラン、イラク、アフガニスタンなどの地方をさす。西アジア。中近東

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「西南アジア」の意味・わかりやすい解説

西南アジア
せいなんアジア

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