西万倉村(読み)にしまぐらむら

日本歴史地名大系 「西万倉村」の解説

西万倉村
にしまぐらむら

[現在地名]楠町大字西万倉

厚狭郡の中央やや東寄りの北部に位置する。東は万倉まぐら南東矢矯やはぎ東万倉ひがしまぐら、南は舟木ふなき逢坂あいさか、西は厚狭(現山陽町)の各村と接する。村の東を有帆ありほ川が南流し沖積地を形成、西部は標高一〇〇メートルほどの丘陵から延びる裾にあたる。萩藩領で舟木宰判に属する。

応永二八年(一四二一)三月三日付の宮尾みやお八幡宮鐘銘に「万倉郷」とみえる。

近世後半までは万倉村(慶長五年の検地帳は「万倉郷」)の一部である。「注進案」によれば、総田畠数一三五町余、高一千七五六石余ですべて蔵入地。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android