行き掛けの駄賃(読み)ユキガケノダチン

デジタル大辞泉 「行き掛けの駄賃」の意味・読み・例文・類語

けの駄賃だちん

馬子まご問屋荷物を取りに行く途中に、他の荷物を運んで得る駄賃。転じて、事のついでに他の事をすること。いきがけの駄賃。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「行き掛けの駄賃」の解説

行き掛けの駄賃

ある事をするついでに、自分利益になるような別の事をすること。

[使用例] 私も次第に大胆になり、その後も十両、二十両と盗み、やがて無常を観じて出家する時には、残っている金をそっくり行きがけの駄賃として拝借して旅立ったようなわけで[太宰治*新釈諸国噺|1945]

[解説] もとが問屋などへ荷物を受け取りに行くついでに、よその荷物を運んで得る手間賃をさしていいました。

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