デジタル大辞泉
「虚木綿の」の意味・読み・例文・類語
うつゆう‐の〔うつゆふ‐〕【▽虚木=綿の】
[枕]「こもり」「真狭」にかかる。
「―隠りてをれば」〈万・一八〇九〉
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うつゆう‐の うつゆふ‥【虚木綿の】
枕 「さき(幸)」あるいは「さ(狭)」および「こもる」にかかる。かかり方未詳。
※
書紀(720)神武三一年四月(北野本訓)「内木綿之
(ウツユフノ)真迮
(まさき)国といへども、なほ、
蜻蛉(あきづ)の
臀呫(となめ)せる如くにもあるか」
※
万葉(8C後)九・一八〇九「並び居る 家にも見えず 虚木綿乃
(うつゆふノ) 隠
(こもり)てをれば 見てしかと
悒憤(いぶせ)む時の」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報