デジタル大辞泉
「薄物」の意味・読み・例文・類語
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うす‐もの【薄物】
〘名〙
① 羅
(ら)、紗
(しゃ)などの薄い絹織物。また、それで作った夏用の
衣服。うすはた。《季・夏》
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「御いそぎのれうにとて、
あや、うすもの、かとり、きぬなど」
※
源氏(1001‐14頃)
賢木「うすものの
直衣、
単衣を着給へるに、透き給へる肌つき」
③ 酒などをあたためる銅製の鍋の薄手なもの。
※玉塵抄(1563)四七「鑣 温器也物をあたたむるうす物などと云やうな者か」
④ 紙など薄くすいたもの。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「薄物」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報